買い物依存症を治すためにできることは?

買い物依存症とADHD

ADHDは、別名・注意欠如多動性障害とも呼ばれる発達障害の一種です。

 

ADHDの主な症状としてあげられるのは、「不注意」「多動性」「衝動性」などで、
特に「不注意」については、ADHDの根底となる大きな特徴といえるでしょう。

 

ADHDは、個人個人の症状の表れ方や進み具合によって、その対処法は様々ですが、
最近では、日本人の約10%がADHDではないかと言われています。

 

 

基本的には先天的な脳機能障害とされるADHDですが、本人の成長や
周りの人達からのサポートによって、改善・軽減するケースも多く見られます。

 

ですが反対に、家族からの虐待やネグレクト(無視)、言葉の暴力、
学校でのいじめなどが要因となって、大人になってからADHD特有の問題行動が
より深刻になっていくケースもあります。

 

 

マイナス思考で落ち込みやすい性質があるところに、
「だらしない」「お前はダメだ」と幼少期から度々注意されたり、
友達からバカにされて育ち、いざ社会人として働くようになると、
これまで以上に風当たりが強くなる…。

 

このように家族や周囲の理解を得られないまま成長した
ADHD患者の心は、大変傷つきやすくなっていくのです。

 

その結果、すっかり自分に自信を失い、依存症やうつ病を合併しやすくなります。

 

 

ADHD患者が、薬物依存などの様々な依存症を起こしやすいということは
臨床的にも知られており、その理由として、ADHD患者の自己評価や自尊心の低さ、
ストレス耐性の低さ、さらに「心のなかの不安や不快を和らげたい」
という思いなどが絡んでいると考えられています。

 

また、ADHD患者の脳内のドーパミンが低活性であることから、
脳が「快感の欠乏状態」になっているために、快感を追い求めるという
考え方もあります。

 

 

依存症の種類としては、薬物やアルコール、ギャンブル、
セックス、過食、そして買い物依存症などがあげられます。

 

また、ADHD患者に依存症の症状が表れるのは、ほとんど成人してからですが
まれに思春期に症状が表れることもあります。

 

 

依存症の原因は、本人の意志ではどうにもならない
「脳機能のアンバランス」にあるのだと認めた上で、
本人や支える家族も立ち直っていくケースが多く見受けられます。

 

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