買い物依存症を治すためにできることは?

買い物依存症とアルコール依存症

アルコール依存症といえば、昔は男性がかかる病気という認識がありましたが、
近年では女性がかかるケースも増加しています。

 

女性の場合、男性のように居酒屋に行っておおっぴらに飲むというよりは、
いわゆる「キッチン・ドランカー」と呼ばれるような隠れて飲んでしまう
事が多いようです。

 

さらに、女性は男性よりお酒を飲む期間が短くても、
早い時期からアルコール依存症に陥るケースが多く、
男性よりも回復しにくいとされています。

 

 

買い物依存症もアルコール依存症も依存症の中の一種ですが、
2つの依存症に関わらず、依存症全体に共通して言えるのは、
自分の心の中に潜んでいる空虚感や虚無感から逃れようとして
買い物やアルコールなどの様々な対象に依存してしまうという事です。

 

また、幼少期に家族から充分愛されなかったり、
依存症者がいる家庭で育ったりすると
成長しても満たされなかった思いがいつまでも残り
様々な依存対象へとのめり込んでしまいやすくなります。

 

 

クロス・アディクション(多重嗜癖)とは?

 

買い物依存症もアルコール依存症も個々の依存症として考えがちですが、
患者の中には複数の依存症を抱えているケースも頻繁に多くみられます。

 

1人の人間が異なる複数の依存症を抱えていることを
クロス・アディクションまたは、多重嗜癖と言います。

 

今回の例で言えば、アルコール依存症に陥った女性が
買い物にも依存してしまうということです。

 

また、クロス・アディクションには、
依存する対象を変えていくケースもあります。

 

例えば、アルコール依存症だった女性がお酒を飲まなくなった代わりに
買い物に依存するようになったということもあります。

 

 

このようなクロス・アディクションに陥った場合、
基本的には、どれか一つに絞って依存症を回復に向かわせる事が大切です。

 

しかし、アルコールや薬物など身体に大きな害を与えている状態が
いつまでも続くと脳は満足しても身体が破壊されてしまい、
取り返しのつかないことになってしまいます。

 

クロス・アディクションの中にアルコール依存症や薬物依存症が含まれている場合は、
まずはこちらの方の回復を最優先にして考えたほうが良いでしょう。

 

 

買い物依存症の治療を行っている専門医療機関の大半は、
アルコール依存症の治療も行っているところが多いので、
詳しくはお近くの専門医療機関などへご相談ください。

 

 

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